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ハリアナ君1号(通称ハリー・ザ・ファースト)
完成しました。紙製手作りピンホールカメラ
ガッケンフレックスとおそろいのカラーリングにしてみました
120フィルムを使用するため、こうして比べてみると結構大きく、
またズッシリと紙で作ったとは思えない重量感があります


こんにちわ。
完全自作ではないです。
キャノンのwebサイトにて「キャノンサイエンスラボ・キッズ」というコーナーがありまして
その中にペーパークラフトでピンホールカメラを作るという趣旨のページが。
型紙もPDFでダウンロードでき、作り方もキッズの名のとおり子供でも理解できるよう
フリガナつきで解説されている為、多少難しい工程はありますが
根気よく丁寧に作業をすれば誰でも作れそうです。
材料もフィルム以外は(後述)入手が比較的容易なものばかり?

ただ、子供向けに出来る限り簡単にしているためか
カメラとしての性能やクオリティに欠ける部分が多少あります。
というわけで、気になる部分には独自の改良を施しつつ
個人的に「持つのが楽しく」なるようなカッチョイイものを目指して作ってみたつもりです。

【製品概要】
↓クリックで原寸

・焦点距離:50mm
・ピンホール径:およそ0.25~0.3mmくらい?
よってf値はだいたい167~200までの間
(この辺は次回の記事で詳しく触れることにします。)
・使用フィルム:ブローニー版(120フィルム)※220フィルムは使用不可
・水濡れ厳禁(笑)


本体底面には三脚固定用ナットを装備。
三脚を使用しない場合の安定度を確保する為、ナイロンゴムの滑り止めも使用しています
(外箱抜け落ち防止用の輪ゴムをかけるストッパーも兼ねています)
ナットを取り付ける為、本体内箱側のスペーサーを廃し、木材を直接取り付けています。
ナットを打ち込んだ際のハンマー傷が若干目立つのはご愛嬌。
もっと慎重にやればよかった・・・orz


上面はかなりシンプル。
120フィルムを使用するため、ノブは一つあれば事足ります。
赤い四角の中にはあとで機体名を書いたシールでも貼っておきます
輪ゴムをかけておく為の溝もついてます。
ヘアゴムを使おうとしていたのでかなり幅広の溝になってますね。
本体カラーに合う赤い輪ゴムが手に入ったので今はこれを使用中


AパーツとBパーツに分離しますが、コアブロックシステムは採用されていません
コアブロックに相当するであろうピンホール箱(暗箱本体)は
本来、焦点距離(箱の長さ)を変えた箱やレンズ&シャッター機構を自作した場合の
換装(交換)を想定して取り外しが出来るようになっていたのですが
光漏れの危険や脆弱さを考慮し固定式としました。
あとで箱の長さは可変できるように改造するつもりです。
(ピンホールに使用してるアルミ板の経年劣化により、穴径が大きくなって
 しまった場合も どのみち箱を交換しなければなりませんし)


紙製品の利点。
フィルム装填の際も、箱の「たわみ」を利用して隙間を稼ぎます。


諸事情により(追記で後述)、外箱の前面・上面・側面は
化粧紙と称して厚紙を2重にする必要があったため
紙製品にしては堅牢さがウリです。




では追記にて、詳しい製作過程と改良点などを。
かなり長くなる&画像多めになりますのでご注意をば。


【用意するもの】


<今回使用した主なもの>
・上記webページからDLしてプリントアウトした型紙
・なるべくコシの強い、硬いボール紙(クラフト用ボール紙)※1
・各種のり(紙によって使い分けることも)※2
・φ5mmほどのプラ棒(今回はアクリル棒を使用)
・家具すべりシート
・滑り止めシート
・カッター・定規
・ブローニーフィルム(120フィルム)
・使用済みブローニーフィルムの軸(スプール)
・ビールの空き缶※3
・なるべく細めの縫い針(待ち針)と何か軸になるもの※4
・紙やすり(耐水ペーパーが望ましい)240番~400番、あれば仕上げ用に800番も
・ペットボトルのキャップ
・木部用パテ
・W1/4のナット(ミリねじではなくインチねじです。三脚取り付け用)※5
・底部に貼り付ける木材(今回は15mmの厚さのものを使用)
・スペーサー用に厚さ10mmのスポンジゴム※6
・つや消し黒のラッカースプレー
・墨汁・黒の油性ペン
・針穴確認用のルーペ※7
・今回まったく使わなかったけどあれば安心・便利な遮光テープ
・表面の化粧紙として、赤と黒の画用紙も購入しましたが
 未使用のままボディ塗装のつや消し黒とガッケンフレックス同様の革シートで事足りました



※1
キャノン公式サイトでは「0.5mmのクラフト用ボール紙」を使用するのが望ましい
とあり、しかも「模型店などで手に入ります」とうたってます。
だがしかし、ふじよしの住む茨城県水戸市近郊の模型店をiタウンページで
全て洗い出し片っ端から電話で確認を取ってみましたが
どこも「うちでは取り扱ってません」との回答が。
よろしい、ならば通販だ。と検索をかけてみてもなかなかヒットせず
ふじよしの探し方が悪いのかもしれませんが、それらしい素材はゲットできませんでした。
なので近くのクラフトショップに赴き、「一番コシの強いボール紙ください」とお願いし
店員さんが薦めてくれた厚さ1mmのボール紙を購入しました。
普通のボール紙より若干丈夫そうかな?程度の硬さなんですけど
厚みがある分遮光性も稼げそうだし、強度が必要なところには
貼り合わせを多用すればいけそうだったんで。
しかしながらこの安易な判断が後にちょっとした苦労を呼び込むのですが・・・
でも結論から言えばこの厚みがあってこその遮光性、堅牢性、
さらには糊や塗料などによる「たわみ」を低減することにも成功しています。
工作は大変でしたが恩恵のほうが大きく、結果的に良い選択でした

※2
糊というものは水分を含んでいるもので。
ペーパークラフトにおいてこの水分が時に敵になり味方にもなるわけで。
紙が水分でたわんでほしくない場合は

シワになりにくい糊というのも売ってたりしますが過信は禁物。
広範囲に糊付けする場合はやはり紙の伸縮はおきてしまいます。
また、強度が必要な箇所や違う素材同士の接着などでは
それにあった接着剤が必要になります。
完全に乾くまでしっかりがっちり固定して気長に待てる、という人は
およそほとんどのシーンで木工ボンドが大活躍。ほぼこれのみでいけます。
ヤツは意外に優秀ですw

※3

公式サイトで使用を薦めているアルミホイルでは強度もなく、
バリ取りの加工も出来ないので代わりにアルミ缶から切り出した板を使用します。
ピンホール作成過程はこの工作の最重要部分ですので後ほど詳しく解説します。
ただし、切り出した縁の部分で手を切ったりしないように注意。
軽くサンドペーパーをあてておきましょう。
ここまで角を丸めなくてもいいんですけどね。

※4
http://www.toshi-photo.com/Tutorial/Tutorial_02.html
↑こちらの解説にあるように、針を何かの軸に刺してドリルのように回しながら
力を余りかけず穴を開けるのがベストです。
鉛筆のお尻の消しゴムに針を刺して使うのが一番お手軽だと思いますが、

ピンバイス(模型用?の細い手回しドリル)があれば楽です。
フィルム送り軸を通す穴を開ける際にも活躍しますし。

※5
大きなホームセンターに行けば大抵売ってるとは思うんですが
ふじよしがよく利用している店では取り扱っておらず、どうしたものかと思っていたら

別の売り場にて、輸入家具用のアジャスターが売られてまして
これがピッタリサイズだったもんでラッキー。と買ってきました
結構粗大ごみ置き場とか探せば、海外製品の家具とかに使われてそうです

※6
キャノンサイエンスラボ・キッズの公式サイトでは「ダンボールを重ねて作る」
とありましたがこれは、子供でも入手・加工がしやすいのと
軽くつぶせば微調整が効く点を考慮してのことだと思います。
わりとしっかりしたものを作りたかったのと、
フィルム送り軸(アクリル棒)が通る部分のぐらつきをなくしたかったので

ホームセンターでちょうどいい厚さと幅のスポンジゴムがあったので購入

※7

以前、ガッケンフレックスの自作クローズアップレンズに使用した組ルーペですw
3枚あわせて12倍だったかな?位の倍率らしいので針穴確認用に。
本当はメモリつきルーペでもあればいいんですけどね。高いし。



【ブローニーフィルムについて】

さてさて。あまりフィルムカメラとかに触れてない人がまず一番ネックなのが
ブローニーフィルムと空のスプールの入手でしょうか?

カメラ店でも取り扱ってないことも珍しくないくらい、今では使われなくなった規格
昨今のトイカメラ人気で多少注目されてきてはいますが
絶対的な流通量が35mmフィルムより圧倒的に少ないので通販を利用するほうが確実かと。


フィルムより入手が難しいのはスプールのほうかもしれません。
現在ではカメラ屋さんでも120フィルムの現像自体は受け付けているのですが
店舗内のラボではなく最寄の現像所に郵送して現像させることが多いらしいです

ゆえにフィルムを抜き取ったあとのスプールは店舗にも無く
現像所や自宅現像している人の家が近くにあれば分けてもらうことも可能ですが
実際は勿体無いけどフィルムを一本つぶして軸だけ取り出すことになります。

普段から120フィルムも使って写真を撮っている人が身近にいればラッキーかも

ちなみにふじよしの場合

普段からガッケンフレックスやクローバーさんで撮った
フィルムの現像をしてもらっている「カメラのタナカ」さん。
(隣が写真スタジオタナカ)

老夫妻がのんびりやってる(息子が写真スタジオや出張写真等もやってるっぽい)お店で
きちんと店舗内で現像してくれるので、ガッケンフレックスのアバウトなカウンターのせいで生まれる
コマとコマの間隔が一定でない面倒なフィルムも、手焼きで一枚ずつ微調整してくれます

同時プリントを頼まない「せこい客」のふじよしの写真も
快くCDに書き込んでくれる親切なお店です。

このカメラを作るにあたり、120フィルムも取り扱ってくれるのかと聞きにいったところ
35mmフィルム同様現像+CD書き込みも普通に対応してくれるとのこと

しかも、

ダメもとで120フィルムのスプールはありませんか?とたずねたら

「あーならこれ差し上げますよ。」

期限切れとはいえ新品の120フィルム(業務用ISO160)を
2本もただでくれました
ので、1本を潰して軸だけ取り出します。

(同じことをついでにカメラのキタムラ水戸下市店で訊いてみたのですが
「一応ブローニーもお受けしますが、現像所に送って処理しますので時間もかかりますし
 データメディアでのお渡しはDVDだけになりますので1本からですとかなり割高かと」

とのことでした。当然スプールなど置いてもいないし
そもそもブローニーフィルムの在庫自体本当に少なく、その店ではモノクロしか置いてませんでした

タナカさんまじ神・・・


話を戻します



【作業工程】

1)パーツ切り出し

まずは型紙をボール紙に貼り付けます。
そのときの注意ですが・・・
糊は水分を含んでいます。紙がその水分を吸えば当然紙はたわみます。
そのたわみを低減するために公式では型紙ごと全部ボール紙に張り合わせています

たわみが少ない固形糊やスプレー糊などで対策するのもいいし
糊付けしたら図鑑などの分厚い本に挟み、重しをして完全に乾くまで2、3日放置するくらい
丁寧にやれば失敗も少ないと思います。
また、完全に乾いて型紙がピンと張れば、若干紙の強度も増します。


糊が乾いたら裏面につや消し黒を吹きます。
ここでも紙がたわむ危険があるので、一度に塗料を乗せず
何度かに分けて軽く吹き重ねたほうがいいです。
一度に塗って塗膜を厚くしちゃうとつや消し効果も薄れますしね

ここでようやくパーツを切り出します。
切り取り線の一番外側にカッターを当て、定規を当ててまっすぐ。基本です。
折り目の部分にも軽くカッターでなぞり裏側に定規を当てて丁寧に曲げます。


2)組み立て
基本的には公式の「作り方」どおりなので割愛したいところですが・・・
ただ、ここから少し 公式型紙通りに作れない部分が出てきます。


<素材の厚さによる誤差>

まず、型紙は本当に0.5mm厚の紙で作って丁度いいように設計されています。
ふじよしが使用しているのは1mm厚の紙。
たいしたこと無い差のように感じますが、このカメラは大まかに
レンズ筒<中箱+フィルムガイド板<ボディ内側<ボディ外側
という4重の入れ子構造。合計すれば最大で3~4mmのズレが生じていきます。
そのため型紙どおりに切り出して組み立てようとしても、
箱同士がきちんと収まらなくなります。
更にはその歪みから、光の漏れる隙間が出来てしまいかねない。

なので

一番最初に作る「中箱+フィルムガイド板」を基準に
「レンズ筒」はやや小さくなるように
「ボディ内側」はやや大きくなるように
それぞれ0.5~1mmほど線をずらして切り出し+組み立て

覗き窓も大幅にずれていきます


「ボディ外側」は完全に新規で実寸を割り出し作り直しています。
このためにボール紙を買い足してしまいました・・・orz

それでも ふじよしの計測ミスで

大幅に隙間を作ってしまいましたwww
このため前述の化粧紙が必要になってきます。
結果的に丈夫になりましたし、箱同士の露出する隙間を
一番外側で微調整できるようになりましたし結果オーライですが。

あと、それぞれのパーツは組みあがったらその都度、表側にもつや消し黒の
スプレー塗料を吹き付けています。
内部反射防止が主たる理由ですが、塗膜による紙の強度補填も兼ねています
また、見た目も今回重要なファクターですので、つや消し黒で統一感を出します。
そのせいでスプレー塗料買い足しましたけどね・・・



<改良点による変更>

折り返し前にもあるとおり、底面には三脚取り付け用に1/4インチのナットを仕込みます。

このナットの高さが14mm。ナットを取り付ける木材は15mm厚の板をチョイス
もともと底面にも10mmのスペーサーを内蔵するように設計されていますから
単純にカメラ本体の高さが15mm延長されるのも美しくない。
それよりは、この10mmのスペーサー部分を廃して

単純に絵にするとこんな感じですが、要は木材が露出するのも嫌だし
本体下端ばかりむやみに延長されるのもバランス悪いしみすぼらしい。

と感じてしまったのだから仕方が無い。
目指すのは「見た目も重視した、持っていて楽しくなるカメラ」ですから。
そこは加工や細部微調整の苦労を承知で
・ボディ外側の下を1cmほど延長
・ボディ内側の上を1cmほどカット
現物同士ですり合わせをしながら進めていきます。


フィルムガイド板もそれに合わせ中箱と同じ高さでカットしてしまいます
本来ここはフィルムをまっすぐ巻く為のスタビライザーの役目も果たすのですが
フィルムガイド下段二枚目がスペースの都合上付けられません。
そのため若干フィルム送りが不安定になるかもしれません。


<その他組み立ての注意点>


どんなに丁寧に慎重に組んでいっても、やはり1mmの厚紙ですから
貼りあわせ部分に隙間が出来てしまうことも。
いや0.5mmだろうと出来るときは出来ますけどね。
トレス台(自作)に乗せて裏から光を当てて光漏れのチェック。
丸印の部分が結構大胆に漏れています。


まず外側の角の部分、折り曲げて紙の地が露出したところを上手く使って
そこに木工ボンドを少量塗ります。面の部分が汚れないよう気をつけながら。
そしたらボンドで紙が柔らかくなっているうちに、矢印の3方向から
爪の先でぎゅーっと力をこめて押さえつけます。
ボンドが乾くまでしばらくの辛抱。固まれば大抵穴は塞がってます。
紙の歪みや誤差、特性を利用して大抵はアバウトに塞げてしまいます。
念のため裏側からコーナー部分に墨汁を塗っておきます。
乾けば墨汁は墨のパテ代わりになります。


スペーサー(というよりむしろ、フィルム送り軸の通る穴)の位置合わせは入念に。
せっかく綺麗に作っても、肝心の撮影に支障をきたしてはナンセンス
スプールを入れて外箱をかぶせた時、フィルム送り軸がまっすぐスプールの穴に届くように。

忘れてましたが、そのフィルム送り軸。


φ5mmのアクリル棒を加工して作ります。
熱で溶けやすく(燃えやすく)、プラより硬く曲がりに強い(その分衝撃には弱い)
先端を5mmほど熱してペンチで潰して加工、カメラ本体をほぼ組み終わったら
サイズを合わせ、ちゃんとスプールに届く長さでカットします。

反対側も軽くあぶって少しだけ潰し(または一箇所少し削るのもいい)
ボディ外側にあけた穴を通して中から外に出し、内部に木部用パテをつめた
ノブの中心に垂直に突き刺し、硬化を待ちます。
今回はノブにコカコーラゼロのボトルキャップを使用。
丁度黒いしサイズもぴったり。キャップ表面の印刷はペーパーで落とします。
この時やすり傷が目立ち白っぽくなるので、油性ペンで塗って
インクをすりこんでおくと綺麗につや消し黒になりますよ。

ここが結構難しい工程になると思います。火を使うこともそうですが。
ちゃんとノブの中心に軸を指すこと、きちんとまっすぐスプールに軸が噛み合うこと
この辺を意識して丁寧に作業することをオススメします。



3)ピンホール作り


まずはアルミ板表面の印刷を400番くらいのペーパーで落とします。
これは板を出来るだけ薄くする意味合いも兼ねています。
やすり傷を目立たなくするには、縦・横・斜め・斜めの4方向から均等にやすりをかけること。
ぐるぐる丸くやすりをかけると汚くなります。


そして登場する、先ほどの針とピンバイス。
このカメラ製作一番のハイライトです。


若干重複しますが、
http://members2.jcom.home.ne.jp/vics.pinhole/home_made/pinhole.html
ここまで精密なハリアナ製作は初心者には厳しいので
http://www.toshi-photo.com/Tutorial/Tutorial_02.html
コチラを参考にします。
消しゴムつき鉛筆のお尻に針を突き刺すのもいいアイディアですけど
ピンバイスがあれば楽に針を噛んで綺麗に穴を開けられますよ


アルミ板の中心を決め、垂直に針を立て、力をかけずに優しく回していきます。
わりとすんなり針が突き抜けますので、突き刺しすぎて穴を広げてしまわないように。
先端がほんの少し突き抜けるくらいでいいです。


一旦針を抜いたら突き抜けた側のバリを取るため優しくサンドペーパーを当てます
力を要れずに撫でた回数で削り取る感じで。


蛍光灯の光を当ててみて、穴のすぐ周囲までやすり傷が見えたら完了。
ほとんど撫でるだけなので、削った手ごたえがほとんど感じられませんから
何度も光に当てて削り具合をチェックします。

そしたら今度はそのバリ取りで穴の内側に逃げてしまったバリを
反対側から針を刺し、優しく回して穴を正円に近づけます。
穴を広げすぎないように慎重に慎重に。


分かりやすくライトボックスに乗せて裏から光を当ててます
隣の目盛りは0.5mm刻み。だいたい0.25~0.3mmならなんとかなるでしょう。
綺麗な円になってるかどうかのほうが大事かも。
孔の大きさは写真の写りにとても関わってくるので、
出来るかぎり小さく、正円の孔が望ましいわけですがその辺の理屈は
・焦点距離と孔径によるf値の求め方
・孔径の大きさと解像度
・画像の明るさと露光時間
この辺も絡めて、次回テスト撮影した写真のうpと一緒に解説します。


拡大してみたところ。
トレス台からの光が強すぎるのと、レンズが水平でない為
反射が強く正確な円になってないように見えますが多分大丈夫です。
画像で見る限りは0.3mmくらいなんだけど自信が無いなぁ・・・

穴あけが終わったら内側になるほう(印刷をやすりで落としたほう)を
油性ペンで黒く塗っておきます。やすりがけの傷が少しくらい残っていたほうが塗りやすいです。
ボトルキャップのとき同様、細かなやすり傷をつや消しに利用してます。


4)赤窓の改良


公式型紙では四角い紙片の一部を糊付けし、反対側をテープで
止めるだけの簡単なものだったので
パーツを切り抜いた後に残ったあり合わせのボール紙で
シャッター式に改良してみました。
こちらのほうが光が入ってこないと思いますし、何より見た目がいい
実際 完成後も、このシャッターをあけたり閉めたりして無意味に遊んでますw









仕上げに折り返し前の画像のように、赤い革シートを貼ります。
前回ガッケンフレックスに使った残りがまだ大量にあるので。
型紙を新聞紙で作り、カメラ本体に巻いて合わせながら微調整して
慎重に張り込んでいけば出来上がり。
ほんのちょっと左右でズレが出たので、鉄定規とデザインナイフで
慎重にカットしながら微調整しました。




ここまでの工程で約一週間。
家に帰って用事を済ませてから寝るまでのちょっとの時間に少しずつ進めて
途中アクシデントも色々ありましたが
頭の中で工程をきちんと整理して進めていけば、必ず完成するはずです。


手元に期限切れの120フィルムが1本残ってるので
明日からさっそくこれを詰めてテスト撮影をしたいと思います。
孔径を正確に掴んでいないため、露光時間は勘を頼りにするしかないので
仕上がりは期待しないでくださいね。
何度か試して慣れていくしかないと思いますので。











ぶっちゃけ・・・










結構高くつきましたwww
工具材料費全部込みで新渡戸さんくらいは行っちゃったかなー。




1000円ちょっとでピンホールカメラのキットが買えてしまうんですよね・・・
これらはどれも「クロ35」という鈴木商店のカメラの派生商品です。
商品シルエットを見た社長が
「熊みたいだなー」と言ったことで

「くま35」が生まれ、
バリエーションとして増えていったわけですね。

ゆかぴょんが持ってるカメラも
中身はこれとまったく同じもので、写真雑誌の付録としてついてきた
「zebra」というモデルだそうです。
これだと雑誌つきで980円でしたっけ・・・?









うん。


・・・まあ、作る楽しみが味わえただけでもね。
それにどこにもないオリジナル仕様になったわけだし。うんうん・・・


あとクロ35はその名のとおり35mmフィルムを利用するんですが
ピンホールの場合解像度を稼ぐ為に感光面積は広いほうが良いということで
120フィルムを使うこのカメラにも少しは「存在していていい価値」があるかと・・・
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長期休暇の
自由研究並みだねー(笑)
クラウゼル / 2010/12/09(Thu) /
Re:長期休暇の
いや長い付き合いですし言葉の意味は汲めるんですけど
↓のような誤解を招くこともありますんで一応気をつけたほうがよろしいかとw
 (2010/12/14)
無題
↑馬鹿にするなら自分で作ってみればいいのに
すごくクオリティ高いと思いますよ、これ
通りすがり / 2010/12/10(Fri) /
Re:無題
ごめんなさいね。この人そういう人なんですw
別に貶す意味でこういう風に書いた訳じゃないんですよ。
ついったで取り上げて褒めてもらいましたから。
 (2010/12/14)
無題
ゆりぽ工作好きだなぁっっっ。
わたしもピンバイスだの精密ニッパーだの入れた、
自分専用の工具箱を持つ少数派女子だけど (^_^;
それにしても毎度よくやるな~

写真はねぇ、
素敵なカメラ屋さんに恵まれることが
いちばん大事だとおもう。ホント。
ゆかぴょん / 2010/12/11(Sat) /
Re:無題
作ることは基本的に好きだけど
工作と料理はどんとこいなんだけど
お裁縫だけは苦手なの。
編み物なんて途中でウキーッ!てなるよ

>写真屋さん
その点では恵まれてるよね、おれ
 (2010/12/14)
無題
ねぇさん、ツンデレ杉…らぶ。

さーもは日光写真とかもおすすめですたい。

材料集めが大変かもだけど、
ねぇさんはやり込みが楽しめると思うんだがっ

どやどやっ


HOLGAちゃんもいつか仲間に入れてあげてっ
さーも / 2010/12/14(Tue) /
Re:無題
>ねぇさん、ツンデレ杉…らぶ。
ごめん今回の記事のどこがどのようにツンでデレだったのか自分で解らないんだけど・・・

日光写真・・・記憶の片隅に「小学○年生」とか「学研の科学」とかの付録でやったこともあるようなないような・・・
あとエロFlashとかで美少女の肌に遮光材で型抜きして日焼けさせるミニゲームならやったことがあるようなないような・・・

>HOLGAちゃんもいつか仲間に入れてあげてっ
ちょっと欲しいんだけどねー
大事に使えばこれ一台で色々遊べるみたいだし。
 (2010/12/14)
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